
こんにちは、都築寛史です。
スポーツマンであるがゆえに、エリート大学生であるがゆえに、女性を蔑視し、レイプするのは当たり前のことだと考えてしまう男たちは日本にも当たり前のように存在し、彼らを許容してしまう文化も存在する。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/post-6709.php
レイプ事件のおかしい所は、加害者なのに同情され、被害者が非難される犯罪であると言っても過言ではありません。
それを証明する、実話が紹介されています。
2010年9月、大学生アリソンが幼馴染のボーから受けたレイプ事件です。二人は兄妹のように育てられ、アリソンはボーのことを信頼していました。だが、友人を集めてのパーティーがあったあと、居間のカウチで寝ていた時に、アリソンはボーに無理やり犯されてしまいます。
ボーは、モンタナ大学が誇るアメリカン・フットボールのチーム、栄光の"グリズリーズ"のメンバーでした。そのために、警察も、検察も彼女の味方ではなかった。検察は起訴をしぶり、ようやく起訴にこぎつけても、アリソンが望むよりもはるかに軽い刑罰で司法取引をまとめようとしました。
当初はボーの未来のことを考え、アリソン自身が告発を思いとどまっていたのも事実です。
警察は、レイプの訴えがあったとき、まず女性に対してボーイフレンドの有無を聞きます。ボーイフレンドの手前、自分はレイプされたと言い張ることがあるからだそうです。
そのようにスポーツマンだから、エリート大学生だから、女性を蔑視し、レイプが当たり前のことのように考えてしまうそんな男が、日本にも当たり前のように存在しています。また彼らを許容してしまう文化が存在しています。
日本にも、そのような女性蔑視の文化は、深くしっかりと根付いているのです。